歌う寺嫁 さちこの つれづれ精進茶和日記

sachikoa.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:写真( 32 )

写真

90's、学生のころはじめたカメラ。
あのころはアナログのフィルムカメラがまだまだ流行っていて、デジタルカメラはわたしにとって遠い存在でした。

あれから十数年。
フィルムカメラにこだわっていたわたしも、友人のすすめで半信半疑でデジタルカメラを買い、
ときどき記録写真を撮るようになりました。

とはいっても、ときどきフィルムカメラでも撮影したりしているので、
きのう久しぶりに写真の現像を出しに松本のお店「office Zen」に行ってきました。

何を撮ったのか忘れているほど前のフィルムを現像してもらうと、昨年の夏に撮った写真ができてきました。

この時差をたまらなく尊く感じました。
デジタルにはないメッセージです。

そして写真を一枚一枚見ていると、目をひくものがありました。
同じものを同じような構図で、デジタルとアナログの両方で撮ってみた写真があったのです。

これは↓デジタル
e0239118_8511573.jpg


これは↓アナログ
e0239118_9171480.jpg


すごい違いです!
違いすぎです!

一度デジタルを触ってみたからこその確信でありますが、
デジタルカメラに写るものは「目の前の物」、フィルムカメラに写るものは「撮影者の思い」なんじゃないかと感じます。

このときわたしは、確かに、「青いトマト」を撮りたかったのではなく、青いトマトを通して「その瞬間の自分」を撮りたかったのだと。

今はいろいろと加工できるデジカメやソフトもありますが、
アナログが届けてくれる「時差」や「目にみえないもの」は、
「時短」がもてはやされ「あふれる物」に埋もれている現代の日本にとって
大切に守るべきものなんじゃないかと、少なくともわたしにとってはそうだと思いました。

ときにはデジタルも便利。
変わらずアナログも尊い。

写真に興味を持っている方、フィルムカメラが家に眠っている方、
松本の「office Zen」で一度プリントしてみてください。
凄腕店主の焼きにびっくりすると思います!

大切なことを思い出したいちにちでした。
[PR]
by SachikoAkimoto | 2012-04-13 09:31 | 写真 | Comments(4)

スタート!

震災から1年。
日本の国も世界の国も大きな変動がありました。
世の中を見渡しながら、個人の生活も見直し、被災地へ向けて祈りつづけてきました。

きのう長野は春の陽気で、とてもおだやかでした。
東京より大切な友人ロジャーが長野へやってきて、共に善光寺の法要へお参りにいってきました。
本堂には大勢の人がすわり、わたしたちもそのなかの一人となって手を合わせてきました。

お経がはじまりいっしょに唱えていると、腹の底のかなしみがこみあげてきて涙が流れました。
お経がおわるとその感情はぴたりと止み、お経・人の声の不思議さを感じました。

東北の方、栄村の方はまだまだ大変なこと。
ひとりひとりに与えられた力を、ひとりひとりが発揮して、世の復興のひとつとなっていければと思います。
又、被災した地域だけでなく、今、日本の国全体が日本らしさを取り戻して復興していかねばならないときだと感じます。

日常のひとつひとつを丁寧に生きること。
ロジャーとたくさん話しながら、日々の小さなことのきらめきを再認識しました。


今年が明けてから、ロジャーといっしょに仕事をはじめました。
それは、ロジャーの会社から、わたしの手作り本「茶和日記」を電子書籍化して出すことです。
国内の数人のアーティストの本を出版する予定です。

茶和が生まれてから一年に一冊ずつコツコツと作ってきた写真詩集。
家の中や、家から半径500m以内の近所で撮影した写真に、日々の暮らしのなかから生まれた言葉をのせた本です。
とても個人的な本ですが、「個人的なもの」の持つ力は予想以上に大きいものです。
個人的なものは自分だけのものだからです。

ロジャーと力を合わせることで、わたしの大切な思いを世の多くの人に見てもらえることを願います。

知的でダイナミックでとても愛深い友人と出会えたことに感謝します。

それぞれのスタート。
もうすぐ春がくる。

自分にできることを精一杯生ききって。

e0239118_14531175.jpg

                                                        撮影:茶和
[PR]
by SachikoAkimoto | 2012-03-12 14:58 | 写真 | Comments(0)