昨日、おかげさまで「しまんりょ お寺で 蚤の市」が無事に終了しました。
わたしが10年前にお寺にお嫁にきたときには、うちのお寺はいつも扉を閉じていて、
本堂の中はいつも真っ暗でした。
住職であるおじいちゃん、おばあちゃんももういい年だったので、わざわざ戸をあけて人寄せをするような雰囲気でもなく(笑)、
ひっそりと、穏やかで家庭的なお寺でした。
その雰囲気も好きだったのですが、娘が生まれて、こどもとふたりで境内で遊んでいるうちに、
「さみしいなぁ~・・・。」
という気持ちが生まれました。
「もっとこどもやたくさんの人がお寺に来てくれたらいいのにな。そして本堂の扉がひらいて、みんなが自由にお参りできたらいいな」と。
でも、うちのお寺はそういう柄じゃないしなぁ・・・なんて遠慮しながらお寺のことをこつこつとやっていました。
夫と「いつかお寺がひらいたらいいね。」と話し始めたのはいつごろだったか・・・、
よし!と重い腰をあげてまず実行したのが、お寺コンサートでした。
これも話せば長~い事情がありましたが、今回の蚤の市も、
わたしたちの代でお寺をひらこうという目標へ向かうひとつの方法でした。
でも、ふたりだけじゃできないね・・・、たくさんの人の力を借りよう、と
スタッフや出店者のみなさんを募り、大勢のみなさんのおかげで開催できる運びとなりました。
本当にみんなのおかげです。

これから境内イベントをつづけていくために今回新しく作ったちょうちん。
近所の提灯屋さんの手書き、ありがとう。

出店してくださったすてきなお店のみなさま、ありがとう。

そして、それぞれの持ち味を活かしてご尽力くださったしまんりょスタッフのみなさん。
みんなの力がなかったら実現できませんでした。
東京から駆けつけてくれた頼もしい仲間、地元や近所で心強く支えてくれた仲間、
本当にありがとう。
今回は第一回ということで至らぬ点も多々あり、改善点がたくさん見えました。
なんとありがたいこと。やらなければわからなかったこと。やったから次があるということ。
ある意味わたしたち夫婦よりスタッフのみんなのほうがやる気になって、今度はああしよう!こうしよう!と提案してくれているとき、本当にしあわせでした。
よりみなさんにたのしんでもらえて、お寺でゆっくり時間を過ごしてもらえて、
よりよい明日のためになれるように、
これからもつづけていきたいと思います。
まずは第一歩を踏み出せましたことをみなさまに感謝したいと思います。
ありがとう。