歌う寺嫁 さちこの つれづれ精進茶和日記

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身心脱落

なんだかここ3日ほど、毎日ブログを更新しています。
今までの停滞を反省するかのような、更新の仕方・・・。
こんな反動で進むような生き方はいけませんね・・・笑。

「反動」って、相反するもののどちらか一方に力んで、もう一方のベクトルへと力み直す、というようなことだと思うのですが、
変に力が入ると、どうも不自然な事態に運ばれるような気がします(^-^;
時には力むことも必要ですが。

最近、新しいオリジナル曲やカバー曲を歌うようになり、なんとなく自分の声に違和感を感じるようになりました。
自分の表現したい世界感と、自分の歌声が一致しないのです。
う~ん、困った。笑

今までは「叱咤激励」するような歌を作っては力をこめて歌っていたのですが、
最近は、やわらかな歌をうたいたい気分なのです。

いや、叱咤激励の歌でもやわらかく歌いたいのです!

どうしたらやわらかい声が出るのかといろんなことを研究してみると、ある言葉にたどりつきました。

「脱力」です。

舌根や首や肩の筋肉、はたまた腹筋までも、脱力して声帯を鳴らすと、
やわらかい声が出る(らしい)のです。

ちょっとやってみたところ、うん、確かに声が安定していて、のどが鳴りやすいです!

という話を夫にしたところ、夫がひとこと。

「身心脱落(しんじんだつらく)だなー。」
と、ぼそり。

「え?何それ?」と聞くと、
曹洞宗の開祖である道元禅師が中国へ行って学んできた言葉らしいです。

身もこころも力をぬいて、力むことなく、ただ座っていると、身もこころも脱落していく・・・。
みたいなことらしいです。

でも、身もこころも脱落したら、そこに残るものは何??

禅っておもしろいですね。
歌い方、声の出し方について研究しているうちに、すごいことばに行き当たってしまいました。

ソロ弾き語りで歌うときは上手に声が出るのに、バンドで大きな声を出すと、途端に下手になる・・・。
これ、わたしの悪癖なんですが、これも力みのせいなのではないかと思案中です。
バンドとなると声量をあげなくてはいけなくなり、「さぁ~!歌うぞぉ~!。」とはりきってしまうのですね。

脱力、脱力。・・・ひいては、脱落、脱落。身もこころもなく、声のみ、みたいな。
理想ですね。

ちなみに夫は、修行中にその感覚を味わい(本当かどうかは本人にしかわからないけど!)、
先輩お坊さんに「座禅のときに自由を感じました。」と言ったら、先輩に
それは「自在」って言うんだよ。と教えてもらったらしいです。

「自在」かぁ~。
身もこころも脱落して無くなってるのに、わざわざ「在る」って言うなんて、
禅ってなんてひねくれてるのかしら!

わたしも歌うときには「脱力」をこころがけて声を出してみようっと。
どんな歌声になるか、自分でもたのしみです(^-^)♪
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by SachikoAkimoto | 2013-02-26 16:08 | 音楽 | Comments(0)