6月30日、おかげさまでお寺コンサートが無事に終了いたしました。
今年も住職手書きによる看板でスタートです。
今年は3回目を迎え、新しい試みをしました。
はじまる前に、お集まりいただいたみなさんで「座る」時間を設けたことです。
日々せわしなく過ぎてしまう時の流れに句読点を打つように、いったんこころをとめて、一呼吸する時間を過ごしました。
3分間のミニ座禅です。
座り方は自由。正座でもあぐらでも体育座りでも。
3分とはいえ、無になれる時間というのは贅沢なものですね。
とてもよい時間だったとおっしゃる方が大勢いらっしゃいました。
さて、いよいよ音楽の時間です。
今年も前座で歌わせていただきました。
「夏は来ぬ」「ドーナツの穴」「富貴万福末繁盛(福島わらべうた)」「この道」を歌い、最後に副住職とふたりで「over the rainbow」を演奏しました。
休憩になると、みなさん副住職の演奏した「スチールパン」という楽器に興味を持たれ、楽器を囲んでしばし交流です。
そして本年のゲストSassy Tomoさんの登場です。
副住職が永平寺で修行しているころにご縁をいただいたTomoさん。長いおつきあいの中で、いつかうちのお寺で演奏していただきたいという思いがつのり、今回やっと実現しました。
軽快なリズムに重厚なサウンド。景色が目に浮かぶような歌詞。そしてお人柄。
最後に歌われたアメージンググレイスの、ピアノの音色と日本語詞によって彩られるあたたかな世界観に涙を流されるお客様もいらっしゃいました。Tomoさん、素敵な演奏をありがとうございました。
座禅もいい時間ですが、音楽を聴いている時間もまた貴重なものですね。
日常をふと離れる時間。そんなときに、人は祈りに似たものをこころに抱くのかもしれません。
そして、今年もまた準備から演奏までてんてこまいだった未熟なわたしたちを支えてくれたスタッフのおふたり。本当にありがとうございました。
終了後は、出演者や音響をしてくれたたけぞうさんやスタッフのおふたりもいっしょに、みんなで打ち上げです!
みんなで力をあわせると、ひとりではできないことができる。
そんな当たり前なことを改めて胸に感じた一日でした。
今回も裏方で支え見守ってくれた両親、大阪から来てくださったTomoさん・ウエッち、音響をしてくれたたけぞうさん、ボランティアスタッフをしてくれた作ちゃん・みったん、足を運んでくださったお客さま、応援してくれた地域のみなさまに感謝いたします。
これからも世代を越えた交流の場であれるよう精進してまいりますので、ご指導よろしくお願いいたします!
ありがとうございました。