いよいよ暑さ厳しくなってまいりました。
8月はお寺にとって、休みなし月間となっております…笑。
お寺に嫁いだからには、一生夏のバカンスは無縁でございます(^_^;)
今日はお寺で大施餓鬼法要が行われました。
町なかの小さなうちのお寺は、大勢の人が入れるスペースがなく、普段生活の場として使っている部屋もきれいに片付けて、工夫して名一杯空間を広げます。
その作業が、まるで「引っ越し」のように大変なわけです。
そして猛暑。
なぜこの暑い時期に…と、毎年思いながら準備に明け暮れる夏なのであります。
しかし、今までは手をとられる存在だった娘が、今年は掃除におつかいに台所に大活躍。
本当に助かりました。
年をした両親もがんばって指揮をとってくれて、本当に頼もしく、ありがたいです。
親戚のみなさんもお手伝いくださり、たくさんのお坊さんたちがお経に来てくれて、無事に法要が終えられ、
感謝の一日でした。
嫁に来て 11年目の大施餓鬼。
最初はいろんなことが同時進行している状況を把握しきれず、訳がわからず、ただただ失礼のないように失敗しないようにと気を張って空回りしていました。
が、年々少しずつ慣れてきて、今年は落ち着いて動くことができました。
まだまだ未熟者ですが、周りのみなさんが助けてくれたり見守ってくださったりして、自分はしあわせ者だなぁと感じる余裕さえでてきました。
世代を飛び越えてたくさんの人とかかわり、
会話し、力を合わせ、
昔のまんまの本堂で、昔のまんまのやり方で法要が行われ、
この原始的な儀式にかかわることができ、
その中で子どもも育ち、
両親の気丈な姿を見て学ぶこともでき、
大変だけれども、かけがえのない貴重な経験をしているんだなぁと改めて思いました。
暑いなかお集まりいただいた檀家さまの皆さま、いつもありがとうございます。
歴史あるみんなのお寺を一日でも長く守っていけるように、精進したいです。
さて、明日からはお盆に向けて出発です。
みなさまの大切なご先祖さまが、安心して帰ってこられますように(^^)
暑さ厳しい折、みなさまもお体に気をつけてお過ごしください。
ありがとうございました。