今日はお寺コンサートのゲストの皆さんのリハーサルにお邪魔しました。
お一人お一人それぞれの世界観があり、
それが同時に奏でられるとこれまた物凄いパノラマな世界が現れるのであります。
Yuko O-ji Yamagiwaさんのボーカル&フルート。
心を込めて保たれる「間(ま)」の心地よい緊張感と静かなトーンに語りかけられてるうちに、何度聴いてもいつの間にか泣いてしまいます。
上野健二さんのボーカル。
声量を自由自在に使い分けて、大きな波や小さな波を丁寧に歌う。男性ならではのパワーと、太陽のように360度に放射される真っ直ぐな思いに胸を打たれます。
秋山桂一郎さんのピアノ。
ボーカルの息を生かしながら、鍵盤の上で押したり引いたりの絶妙な駆け引き。大事な音ほど小さく響かせる繊細さにハッとします。時に重量感たっぷりに、時に軽やかにステージを牽引する伴奏に会場中がうねります。
わたしがお寺にお嫁に来たころは、本堂の扉は閉められ、真っ暗でした。
が、今は違う。
こんなに素晴らしい音楽を演奏してくれる人がいて、聞きに来てくれる人がいて、みんながいる。
本番前から感謝の気持ちでいっぱいです。
きっといい日になる!
一人でも多くの方と、一期一会の生演奏を共有できたらうれしいです。