お寺に嫁に来て8年。
ず~っと夢にみてきた「自分のお寺での人寄せ。」
ひとことでは言い表せない幾多の困難をひとつひとつじっくりと味わって消化して、
8年目の今年、やっと実現します。
記念すべき第一回は、「音楽会」。
出演は夫の修行時代の仲間、中村典敬(なかむらてんけい)和尚です。
典敬さんは兵庫県のお寺の副住職さんで、趣味でオペラを歌っています。
オペラといっても、ジャンルの境界線が非常にゆるやかで、
こころに染み入る日本の唱歌や合唱曲なども、情感たっぷりに歌ってくれます。
立原道造作詞の「夢みたものは」なんかは、練習していても本当にじんわりと涙がこみあげてきます。
あ、そうでした、ピアノ伴奏はわたしです。
今、オペラの伴奏という新境地に挑戦中なのです!
ほかにも「落葉松」もやさしいメロディーラインが体の奥をやさしくゆすってくれるようです。
今回、典敬さんに出演をお願いしたのは、7月のある晩、突然典敬さんが長野にふらっと現れたことがきっかけでした。
新潟のお寺にお仕事に来ていた帰りにうちのお寺によってくれたのです。
ともに夕飯を食べ話をしているうちに、うちのお寺でも歌ってよ!ということになり、
本当に自然な縁のながれによって、今回の話が決まりました。
お寺の両親も承諾してくれて、そして協力してくれます。
義母は曹洞宗梅花流ご詠歌を、音楽会のはじまりに披露してくれることになりました。
さらに檀家さんのグループも大正琴を演奏してくれることになり、
本当に今まで縁のあった方々が力を貸してくださり、実現に至ったわけです。
焦らず、地道に、この時を待って、本当によかったと思います。
自分たち世代だけの思い上がったイベントではなく、
お寺にかかわるすべての人の力が集まって行われる会であることに価値を感じます。
お寺に人をよんで会を開くなんて、まったく初めての試み。
果たしてどんな展開になるか今からワクワクドキドキです!
入場無料予約不要です。お子様からお年寄りまでどなたでも起こしいただけます。
なんの主張もメッセージもありません。
秋のひと日に、お寺の本堂で、ゆっくりと素直にただ音楽を味わってみませんか?
詳細は以下の写真をどうぞ。
お寺でみなさんとともに安らぎを感じられたらと思います。
どうぞお気軽にお越しください♪